- アークテリクスのアルファSVってどんな感じ?
- 実際の着用感とサイズ感が知りたい!
- どんな人におすすめか知りたい!
人気アウトドアブランド、アークテリクスの「アルファSV」は、ブランドを代表するシェルジャケットのひとつです。
本記事では、「アルファSV」を購入した私が、実際の着用感やサイズ感などを徹底解説します。
この記事を読めば、アルファSVの魅力やメリット・デメリットなどを詳しく知ることができますよ!
アークテリクスの歴史とこだわり
はじめに、アークテリクスの歴史とこだわりを簡単にご紹介します。
カナダ生まれのアウトドアブランド
アークテリクスは、1989年にカナダのノースバンクーバーで生まれたブランドです。
アークテリクスという名前は、ブランドロゴにもなっている「始祖鳥(現生鳥類の祖先)」の学名に由来しています。
ブランドのコンセプト
アークテリクスが掲げるブランドのコンセプトは「地球上にある最高の素材、最高の技術、革新的なデザインで製品を作る」です。
めちゃくちゃカッコいいですよね!
そのコンセプトの通り、素材への徹底的なこだわりと、アウトドアブランドの中でもデザイン性に優れているんです。
アークテリクスのモデル・シリーズ名について
アークテリクスの製品には、上図のように、様々なネーミングが施されたモデルやシリーズに分かれています。
シリーズ名とモデル名、種類の組み合わせによって、生地や機能を表しているのです。
シリーズ名
シリーズ | 説明 |
---|---|
ALPHA (アルファ) | クライミングとアルパインアクティビティに特化したシリーズ |
BETA (ベータ) | さまざまなアクティビティやコンディションに対応する高機能デザイン |
GAMMA (ガンマ) | 耐候性と伸縮性があり、高い通気性と耐摩耗性を備える |
ZETA (ゼータ) | 快適さと効率の良さを重視した、ハイキングやトレッキング用の軽量デザイン |
DELTA (デルタ) | 通気性の良いフリース・ミッドレイヤー、熱効率に優れ、肌触りも快適 |
ATOM (アトム) | 高い耐候性を持つ多用途合成インサレーテッド・ミッドレイヤー |
THETA (シータ) | オールラウンド・山用モデル(現在は生産停止) |
アークテリクスのジャケットにおける定番シリーズは上記の7種類。
それぞれの素材や役割は以下のように分類されます。
- ハードシェル:アルファ、ベータ、ゼータ、シータ
- ソフトシェル:ガンマ
- フリース素材:デルタ
- ミッドレイヤー(中間着):アトム
さらに、シリーズによって着丈の長さが異なる点もポイントです。
ベータ・ゼータ < アルファ < シータ
右に行くほど着丈の長さが長くなっています!
- ベータ:お尻にかかる程度
- アルファ:お尻が隠れる程度
- シータ:お尻を超えるくらい
このようなイメージで捉えてください。
モデル名
シリーズ | 説明 |
---|---|
SV (Severe Weather) 悪天候用 | 悪天候など厳しいコンディションに長期間耐えうる、最も耐久性の高い素材を用いた耐候性のあるアイテム。 |
AR (All Round) オールラウンド | さまざまなアクティビティに活用できる多用途という点を重視した、耐候性能に優れた機能と素材を使用。 |
SL (Super Light) 超軽量 | 耐久性に加え、軽さと持ち運びやすさを重視した、超軽量素材とデザイン。 |
LT (Light Weight) 軽量 | 高性能でミニマルなデザイン、軽量なのに丈夫。 |
MX (Mixed Weather) 変わりやすい天候 | 変わりやすい天候に対応。高い耐久性、透湿性、動きやすさを提供。 |
FL (Fast&Light) 敏速&軽量 | さまざまなコンディション下での素早い移動を可能にする、高機能、軽量のミニマルデザイン。 |
SK (Ski Touring Specific) スキー | 豊富な立体裁断、重ね着のために余裕をもたせるなど、スキーやスノボ用モデル。 |
アークテリクスのジェケットにおける定番モデルは7種類。
モデルによって生地の厚さが変わる点がポイントです。
SL < LT < AR < MX・SV
右に行くほど生地が厚い素材となっています!
アークテリクス「アルファSV」のメリット・デメリット
アルファSVジャケットは、1998年にブランド初のハードシェルとして誕生してから、徹底的な改良を重ねて、現在は第9世代となっています。
私が感じたアルファSVのメリットがこちら。
- アークテリクス最強の生地
- 細部までこだわり抜かれた情熱
- サステイナブルな素材と耐久性
なんと言ってもとても丈夫なんですよね!
GORE-TEX PRO プロダクト
アルファSVはGORE-TEX PRO(ゴアテックスプロ)を採用しています。
ゴアテックスプロとは、従来のゴアテックスよりも頑丈さ・透湿性・ストレッチ性の点で大きく進化したプロダクトのこと。
ゴアテックスプロを採用している、アルファSVはの生地は「表地・中間層・裏地」の3層構造になっています。
- 表地:N100p-X
- 中間層:防水性メンブレン
- 裏地:マイクログリッドバッカー
表地のN100p-Xは、アークテリクスで最も丈夫な表生地。
中間層の防水性メンブレンは、薄い膜のような素材で、雨風を防ぎ、透湿性を担保した素材。
裏地のマイクログリッドバッカーは、軽量性と耐久性を両立した、極めて薄いニット素材。
つまり、アークテリクスで最強のハードシェルってことです!
アルファSVのデメリット
私が感じたアルファSVのデメリットはこちら。
- 値段が高い
- 生地が結構カタい
私が感じたアルファSVのデメリットは上記の通り。
アルファSVはアークテリクスの最上級品だけあって、値段も最上級です。
その価格、なんと11万円!
正直、シェルジャケットに11万円は勇気が必要ですよね…!
さらに、先ほど紹介したゴアテックスプロを採用していることもあり、生地がしっかりしています。それゆえに結構カタい!
それによって動きづらいことはありませんが、特有のバリバリ感はありますね。ただ、これは使っているうちに馴染んでくるので、そこまで気になる要素ではありません。
実際に店舗で触ってみてもらえばわかると思います!
こんな人におすすめ!
アークテリクスのアルファSV、正直いうと、街着としてはオーバースペックです。
じゃあ、どんな人におすすめなのかというと…
- 「長く着るなら一級品を」という人
- いいモノを長く着たい人
私は着る服を最小限にしていることもあり、「どうせ買うなら一番いいやつ」とアルファSVを選びました。
また、圧倒的に頑丈な作りで、かつ、シンプルで飽きないデザインなので、数年で買い換えるよりもメンテナンスしながら長く着ることができると思っています。
私は原宿にあるアークテリクスのブランドストアで購入しました!
メンテナンスについては、公式のBIRD AID(バードエイド)というサービスがあります。
保証プログラムBIRD AID(バードエイド)が便利
BIRD AID(バードエイド)とは、日本国内のアークテリクス正規販売店で販売する対象製品にのみ付帯し、その最初の購入者である事を保証し、修理費用を限度内で補償するプログラムです。
修理が発生した場合
修理が必要な場合、BIRD AIDと対象の製品を国内正規販売店へ持ち込めばOK。
公式オンラインストアでご購入された製品の場合は、コールセンター宛に検品希望を伝えましょう。
修理金額累計が購入金額の30%まで、お客様負担は無償になります。
例えば、私が購入したアルファSVの場合。
販売価格¥110,00 × 30% = 最大修理補償金額は¥33,000となります。
これはめっちゃありがたいです!
ちなみに、保証期間は購入日から3年間となります。
カスタマーサポート | https://arcteryx.com/jp/jp/help/contact/ |
営業時間 | 平日10:30-17:00(土日祝日、弊社カレンダーに基づく休業日を除く) |
アークテリクス「アルファSV」サイズ感と着用レビュー
最後に、実際に着用してみたサイズ感をレビューします。
身長172cm、体重55kgのやせ型の私ですが、サイズはXSにしています!
XSですが、全体的にゆとりのある設計になっているので、私と同じような体型であれば、中にインナーダウンも問題なく着られました。
詳細に知りたい方は、YouTubeをチェックしてみてください!
まとめ:アークテリクスはモノにこだわる人におすすめ
今回は、アークテリクスを代表するハードシェル、アルファSVをご紹介しました。
かなり高い買い物でしたが、長く愛用する意味では悪くないと思います。
シンプルなデザインもあって着やすいので天候関係なく、最近は毎日着ています!