太宰府天満宮は、日本の福岡県太宰府市にある、学問の神様として知られる菅原道真公を祀る神社です。
毎年多くの参拝者で賑わうこの神社は、なぜこれほどまでに人気なのでしょうか。その理由を探るため、ひとり旅をして太宰府天満宮の魅力に迫ってきました。
YouTubeでひとり旅の様子も記録しています。
太宰府天満宮の魅力とは?なぜ多くの人々を惹きつけるのか
太宰府天満宮は、毎年、約1,000万人以上の観光客が全国・全世界から訪れる日本でも有数の観光地です。
なぜ、太宰府天満宮はこれほどまでに多くの人々を引き付けるのか、まずは3つのポイントでご紹介します。
「学問の神様」菅原道真公への深い敬愛
太宰府天満宮の最大の魅力は、何と言っても学問の神様、菅原道真公を祀っていることにあります。
道真公は、公正かつ優れた政治家であり、学問にも深い造詣を持っていました。そのため、受験生や学者からの信仰が厚く、合格祈願や学業成就のために訪れる人々が後を絶ちません。
境内にはものすごい数の絵馬があり、その多くが、受験合格などの願いで溢れていました。
歴史と文化の融合
太宰府天満宮は、その長い歴史を通じて、多くの文化財を有しています。
参道に並ぶ梅ヶ枝餅の店や、境内に咲き誇る梅の花は、太宰府天満宮ならではの風情を醸し出しています。また、年間を通じて様々な祭事が行われ、古き良き日本の伝統を今に伝えています。
太宰府天満宮の御本殿向かって右手にあるのが御神木「飛梅(とびうめ)」です。春を迎えると飛梅を皮切りに、神苑の梅が順々に花を咲かせます。
太宰府天満宮には、約200品種、6,000本もの梅があり、その花ぶりや色も様々です。
梅の時期に訪れると、美しい花といい香りに包まれて最高です!
アクセスの良さ
福岡市内からのアクセスの良さも、太宰府天満宮の人気の理由の一つです。
バスや電車などの公共交通機関を利用して簡単に訪れることができ、地元の人々はもちろん、遠方からの観光客にとっても魅力的なスポットとなっています。
博多から日帰りで十分に楽しめる素晴らしい観光地ですね!
太宰府天満宮へのアクセスとおすすめ
太宰府天満宮の魅力がわかったところで、ひとり旅の様子をお伝えしていきます。
観光客が博多駅から太宰府天満宮へ向かう場合、主に電車とバスの2通りの手段が挙げられます。
項目 | 電車 | バス |
---|---|---|
運賃(博多〜太宰府) | 500円〜630円 | 700円 |
所要時間 | 50分〜55分 | 45分〜50分 |
ポイント | 乗り換えが必要 | 乗換なしで行ける |
電車を利用すると、バスよりも若干安く行くことができますが、乗り換えが必要となります。バスを利用すると博多駅から一本で太宰府天満宮まで行くことができます。
ここで、電車を利用する場合におすすめしたいのが、西鉄のお得なきっぷ「大宰府散策きっぷ」です。
これらがセットで、1,000円のお得なきっぷとなっています。梅ヶ枝餅がひとつ約140円なので、大宰府で梅ヶ枝餅を食べる予定の人や、宝物殿などに訪れる予定の方は利用して損のないきっぷです。
今回は、僕もこれを利用して行ってきました!
「大宰府散策きっぷ」の入手場所は、福岡(天神)駅の改札前の右手にある「駅事務所」で販売しています。券売機では購入できないので注意してください。
表参道と食べ歩き
大宰府観光の魅力のひとつが、参道の多種多様なグルメの食べ歩き。
大宰府名物の梅ヶ枝餅を始めとして、多くの飲食店が立ち並び、美味しそうな香りで参拝客を誘います。
かさの家
やす武
筑紫庵 本店
スターバックス 太宰府表参道店
太宰府の表参道の中でも目を引くのが、国立競技場のデザインでも知られる、隈研吾氏によるスターバックス。隈研吾氏の特徴ともいえる無数の木組み構造が目立っています。
大宰府天満宮
本殿に入る前に現れるのが、楼門です。こちらは、幾度かの焼失があり、現在の楼門は、大正3年(1914)に再建されたものだそう。
楼門とは、2階建ての門のことを言いますが、太宰府天満宮の楼門は、太鼓橋側から見ると屋根が2層、御本殿側から見ると1層という珍しい形をしています。ぜひチェックしてみてください。
太宰府天満宮の本殿は、現在、菅原道真公1125年太宰府天満宮式年大祭記念事業の一つとして、124年ぶりの大改修を行っています。改修は2026年に終了予定です。
そのため、期間限定で特別な仮殿が、建築家・藤本壮介氏の設計で、本殿前に特別に建てられました。
私が訪れた2月の時期は、ちょうど梅が見頃の時期で、御神木の「飛梅」も美しく咲いていました。
天開稲荷社
大宰府天満宮に訪れた際に合わせて行きたいのが、本殿の奥を進んだ先にある天開稲荷社(てんかいいなり)です。
「九州最古のお稲荷さん」として親しまれている神社で、天に道が開け、運気が上昇する神社として信仰されています。
天開稲荷社は太宰府天満宮に比べて人が少なく、森の中にある雰囲気もとても良いのでおすすめです!
九州国立博物館
九州国立博物館は、東京、奈良、京都に次ぐ日本で4番目の国立博物館として、2005年に開館した比較的新しい国立博物館です。
建物は菊竹清訓氏による設計で、背景の山に溶け込むような曲線のデザインが印象的。
九州国立博物館の当展示のメインは、「海の道、アジアの路」をテーマとする「文化交流展」です。
アジアとの玄関口であり、日本とアジアの文化交流の歴史を学び、美しい自然と建築を楽しみ、最新の展示技術を体験できる、多面的な魅力を持つ施設です。
文化財に興味がある方はもちろん、さまざまな体験を通じて新たな発見を求めるすべての人にとって、訪れる価値のある場所です。
常設展示もすごく魅力的で、充実した展示品が鑑賞できますよ!
まとめ
今回は、大宰府天満宮と周辺の観光スポットについてご紹介しました。
太宰府は、歴史と文化、グルメ、アートが見事に融合した素晴らしい観光地でした。九州に訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。